Graphic Design & Web Direction/グラフィックデザイン&Webディレクション

Reunion Design/リユニオン・デザイン

書評

[書評]そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか / 山口陽平

投稿日:

「何をやるか」ではなく「どうやるか」

この本では、日本におけるビジネスモデルのあり方や、ライフスタイルの考え方を変える方法を紹介しています。会社を辞めて起業したいと考えている方にオススメできる1冊です。従来のイメージとは違う「起業」というものが増えてきているとのこと。
日本的な農耕型起業とはどんなものか。じっくりとアイディアを形にして行くことが日本的と紹介しています。AKB48の仕組み、ほぼ日の仕組み、ディズニーの収益の仕組み、クックパッドの仕組み。
バリュー、システム、クレジットの3つが起業には必要とあります。しかし、多くの人はこのバリューを重視してしまうらしいです。確かに起業すると聞くとバリューである「何を売るの?」という質問をしがちです。しかし、大切なのは、システムと、クレジットにあると著者は言います。システムとは儲けるための仕組みと言えます。つまりバリューである部分をどう売るか。どんなに良い価値のあるバリューを作れたとしても、それが人に伝わりマネタイズできなければ意味がありません。また、クレジットとはお金ではなく信用そのものとあります。中身よりも提供方法が大切で、それを誰が提供するかが重要と言えます。信用のある人が良い仕組みで良いものを提供する。これこそが成功する仕組みです。

商品そのものの価値を高めることには限界がある。

第2章では、実際のモデルを10点紹介しています。そこで重要となるのが、商品よりも付随する属性や付加価値です。例えばディズニーであれば集客よりも、グッズや飲食での売り上げの方が多い。といった本来の商品よりも、それを取り巻くもので収益を上げていることが成功の秘訣と言えます。商品よりも体験を売ることがこれからのビジネスに必要かと思います。また、アイドルビジネスにおける共感も大切とのことです。その究極は宗教で共感してもらえるものは価値があると言えます。つまりヒットを生むには、商品そのものよりも「体験」と「共感」が大切と言えます。そしてそれらをリピートユーザーを増やす。つまりファンを増やすことが必須ですね。

そして、独立するために必要な潜伏期間など、期間ごとに重要なことは違うとのことです。資本主義の形態は今後も変わって行くことでしょう。従来のサラリーマン的生き方には限界があると感じます。著書では島耕作的な生き方と表現しています。いわゆる大企業に入り、出世して行くという働き方はこれからは減って行くのでしょう。確かに勤続年数が長くても昇進できる保証がない時代だと思います。昨日(2018.01.07)に放送されたMr.サンデーで株式会社delyのCEO堀江祐介さんの特集がされていました、25歳でクラシルというレシピ動画サイトを運営しており、30億円を調達したと話題になっていた方です。若くして結果を出す人が注目されています。結果を出せば年齢なんて関係ない時代の象徴ですね。著書の中にも同様に、若い社長であるリブセンスの村上社長のビジネスモデルについて紹介した部分もあります。とにかくアイディアと実力さえあれば日本でも評価される。年功序列ではない良い風潮になってきている気もします。

時代の変化の速さはすごいですね。今までは考えられないことが当たり前になる。その主導権を握れる人が成功者になれる。そして勝者とは目先の一勝を得ることだけでなく、勝ち続けることができる人だと思います。ビジネスで勝ち続けている人といえば孫正義さんがイメージに当てはまります。どんな事業も成功に導く。一つの成功でなく、全てにおいて勝利し続ける。
どんなことでも、いきなり成功する人はいません。そして時間は有限です。うまくいかないときはとにかくもがき続けることも大事かと思います。苦しみ抜いて、少し立って振り返ってみると問題点が見えてくる。そして改善を重ねる。成長とはそのようなイメージかと思います。初めから上手く行くことなんてまずありません。エジソンの失敗談など、上手くいかない方法を試し続けることが成功への近道ですね。諦めずに手数を増やす。私もそうしていこうかと思います。

-書評

Copyright© Reunion Design/リユニオン・デザイン , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.